免震システム

免震住宅の経済性と維持管理

耐震構造と免震構造との違いについて説明してください。

耐震構造は、地震に強い構造ではありますが地震とともに建物が揺れるのに対し、免震構造は地震が起きても揺れにくい構造で、建物に及ぼす地震の力を小さくします。

どのような地盤・敷地でも建築可能ですか?

地盤が第三種地盤(泥炭地等の軟弱地盤)や液状化しやすい地盤の場合には、確認申請だけでは建築できませんが、日本建築センター等の評定、国土交通省の認定手続き後、審査を通れば建てられる場合もあります。詳しくは御相談ください。なお、傾斜地での免震住宅の建築は可能です。

地震が縦揺れ(上下型)の場合はどうなりますか?

現在、一般の住宅用免震装置は、上下動(縦揺れ)については考えられておりません。理由としては、建物の倒壊や家具の転倒は横揺れによる影響が大きく、建物や家具等は、重力の働きにより本来上下動には強いためです。但し、上下動に水平動(横揺れ)が加わった場合は破壊力が大きくなる可能性が高いため、その場合は水平成分のみを免震させることにより、このような被害を防ぎます。この点については、2002年に行った約1G以上(ものが浮かぶ程の揺れ)の縦揺れを加えた実大実験で証明されています。縦揺れが大きいとされた阪神大震災でも縦揺れの最大値は0.3G程度ですので、この点についての心配は不要といえます。

免震装置の長期的な耐久性は?
またどの程度の地震にどのくらい耐えられますか?

免震装置には、建物構造体と同等以上の材料を使用していますので、耐久性が非常に優れています。所定の維持管理をしていただければ、寿命による装置交換はまず必要ありません。また性能についても、震度7の大地震が10回程度発生しても性能が低下しないことが、過去4度(1997年、2000年、2002 年、2003年)の実大実験によって証明されています。なお、震度7の大地震の発生頻度は50年〜100年に一度程度といわれていますので、心配はいりません。

水害が起きた場合、普通の住宅に比べて流れやすいということはありませんか?

水害の場合にも、通常の建物と変わりありません。この免震装置には、建物が水の浮力によって浮き上がろうとするのを拘束し(引抜き防止付転がり免震支承)、且つ、水平に流されるのを防ぐ対策(風揺れ固定装置)も施されているので安心です。

通常の建物と比べ、設計する上で 留意すべき点はありますか?

まず、免震住宅の表示が必要になります。また、大地震が起きた場合、免震時に地盤に対して最大285mm動きますので、建物周辺の設備、造作物、建築物、植木などとの距離を確保する必要があります。なお、免震装置の設置後に増改築等を行う場合は、配管・配線・外構等についてご相談していただく必要があります。

どのような維持管理が必要ですか?

免震装置の維持のため、通常点検・定期点検・臨時点検が必要になります。通常点検はお客様におこなっていただくもので、建物と周辺物(設備・造作物・建築物・植木等)との安全な距離を確保すること等です。定期点検、臨時点検についてはウンノハウスが行います。臨時点検とは、震度5強以上の地震時、おもに水害時などに必要な点検になります。

何か特別な申請等は必要ですか?
また、大変な手間や費用がかかる評定等の手続きは必要ですか?

必要な申請は確認申請のみです。日本建築センターの評定、国土交通省の認定手続きは不要です。そのため、評定、認定費用の必要はありません。また、評定、認定にかかる期間(3ヶ月程度)も必要なく、早く着工することができます。(但し、第三種地盤や液状化しやすい地盤の場合は除きます。)

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